デン氏の近場か海外の旅行記

国内外問わず、旅行や登山など様々な「出先での出来事」を綴るブログです。フィルムカメラとGoPro FUSIONを携えます。ノスタルジックな雰囲気が好み。

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キナバル登山 総まとめ!〜ツアー料金比較や登山装備まで〜

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イッテQでも紹介されたキナバル山。
行ってみたいと思った方も多いのではないでしょうか?
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海外登山に挑戦したい

初心者だけど登れるのかな?

キナバル登山の注意点は?

そんな方々のために実際に体験してきた僕が
キナバル登山についてまとめてみました。

キナバル山とは?


キナバル山はマレーシア ボルネオ島北部にある山で
標高4095mはマレーシア最高峰です。
キナバル山一帯はUNESCO世界自然遺産に登録されており
熱帯雨林から高山植物まで多種多様な生態系が形成されています。


キナバル山の登山について

魅力

富士山よりも高い!

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日本の最高峰 富士山の標高は3777mですので
キナバル山はそれよりも300m高いです。
日本にいては4000m級の山に登ることはできないので
高いという点もキナバル登山の魅力のひとつでしょう。

登りやすい!

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貴重な生態系を保全するため
完璧に登山道が整備されています

そのため危険な箇所は少なく初心者でも登りやすいです。
またトイレも登山道にちゃんと整備されているので
特に心配することはありません。

熱帯雨林から高山植物、山頂の岩場へ
高度が上がるごとに周囲の景観が変わっていくので
精神的にも疲れにくい山と言えます。


混雑しない!

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キナバル山には入山規制があります
山小屋にあるベットの数に限りがあるので
それを上回る予約・登山者は登山することができません。

そのため登山中のすれ違いが少なく、
山小屋も快適に滞在することができます。

注意点

山小屋予約の難しさ

キナバル登山をするには山小屋を予約しなければいけません。
しかしベッド数が限られているうえ、
現地ツアー会社が抑えているので予約自体が難しいです。

キナバル山は初めての海外登山に適した山であり
日本だけでなく中国やシンガポールの方など
世界的に有名な山です。

そのため予約が取れる日に合わせて
航空券を取った方が良いかもしれません。

高山病

3000mを超えてくると高山病のリスクが高まります。
高山病は日本の山でもかかることがありますが
キナバル山はそのどの山よりも高い山です。
そのため日本で高山病にかからなくても
キナバル山でかからないとは限りません。

高山病にかかった場合は
下山することが唯一の治す方法です。
登頂できない可能性があることは覚えておきましょう

雨天時について

山小屋まではあまりに酷い天候でなければ
登ることができますが、
山小屋から山頂までは安全のために
登山規制が入ります

天候は完全に運ですが悪天候の場合は
山頂に行くことはできません。



キナバル登山ツアー

主要なツアー日程

1泊2日

1日目

早朝6時くらいにピックアップされて、
そのまま登山を開始し3200m付近の山小屋に泊まる。

2日目

3時くらいから山頂アタック開始。
日の出を見た後は山小屋に戻り朝食。
その後、下山する。

2泊3日(山小屋1泊)

1日目

昼過ぎにピックアップされその日は麓の村で前泊。

2日目

朝食をとったあと登山開始。
3200m付近の山小屋に泊まる。

3日目

3時くらいから山頂アタック開始。
日の出を見た後は山小屋に戻り朝食。
その後、下山する。

2泊3日(山小屋2泊)

1日目

早朝6時くらいにピックアップされて、
そのまま登山を開始し3200m付近の山小屋に泊まる。

2日目

3時くらいから山頂アタック開始。
日の出を見た後は山小屋に戻り朝食。
その後はゆっくり山小屋付近で過ごす。

3日目

ゆっくり朝食を楽しんだ後、下山開始。

ツアー会社

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UTS(ユーツアー)

名古屋に本社があるツアー会社です。
現地ツアー予約はもちろん、
日本からの航空券とセットになったツアーもあり、
海外旅行に慣れていない方もおすすめです。
定期的にキナバル登山説明会を開催しています。
UTS(ユーツアー)公式HP

NTC 自然と文化の旅

こちらも日本のツアー会社です。
HPでは現在の山小屋混雑状況や
個人での山小屋予約についても紹介
されており
非常に丁寧なツアー会社です。
NTC 自然と文化の旅公式HP

ボルネオトレイル

ボルネオ島に拠点を置くボルネオ観光に特化したツアー会社です。
マレーシアの会社で現地ツアーのみとなりますが
日本人スタッフもいるため安心です。
ボルネオトレイル公式HP


キナバル登山ツアーの詳細・予約はこちら


ツアー料金比較

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※参加人数によって料金は変わります。


登山装備

必要な装備

登山靴

できればちゃんとした登山靴が良いです。
スコールなどによって登山道が滑りやすくなる場合にも
ちゃんとグリップが効くため登りやすいです。

しかしハイカットの登山靴は特に、
履き慣れていないと重いし余計に疲れます。
キナバル山はかなり整備が行き届いているため
履き慣れたスニーカーなどの運動靴でも可能だと思います。
実際、スニーカーで登っている方も見かけました。


ウエア

キナバル山は熱帯にある山ですので
標高が低いうちは蒸し暑いです。
そのため登り始めはTシャツと短パンが良いでしょう。

山頂に近づくとやはり寒くなります。
日の出を待つ間もかなり冷えますので
ダウンやブリーフなどの防寒着は必須です。

レインウェア(雨具)

熱帯雨林では突然のスコールが日常茶飯事です。
ダウンの上に着る防寒着としても使えますので
レインウェアは必ず持参しましょう。


行動食

標高差1500m、片道6時間の道のりです。
そのためエネルギー補給のための行動食があると良いです。

登山口や山小屋でも購入できますが
種類はあまりなかったので
日本から持ってくることをおすすめします。


バックパック

着替えや防寒着、行動食、水が入るくらいの
30ℓのバックパックで十分です。


必要ない装備

テント

キナバル山ではテント泊禁止です。
すべての登山者は山小屋に滞在することを
義務付けられています。

山小屋予約するため大丈夫だと思いますが
テントを持っていっても意味がありません。

シュラフ(寝袋)

キナバル山の山小屋はかなり綺麗で
ちゃんと整備されています。
ベッドも人数分ありますのでシュラフは必要ないです。

朝昼晩の食事

山小屋予約すると到着した日の夕飯、
次の日の朝食、昼食が付いていることが多いです。
キナバル山は火気厳禁でバーナー使用はできませんし
食材を準備する必要はありません。


体験してきました




まとめ

キナバル登山は標高が4000mあるにもかかわらず
キレイに整備され登山しやすい山です。
距離も比較的近いので
初めて海外登山に最適な山と言えるでしょう。

ツアー予約の際にも現地ツアーが多く
希望の日程の予約が取りにくいこと以外は
迷うこともないと思います。

ぜひキナバル登山をしてみてください。